観光バス:遊一路
いつものとおり、ホテルの近くのバス停始発の2路のバスに乗ったが、お客で運賃を払う人は誰もいなかったので、私も運賃を払わなかった。本当は前門で降りなければならなかったのだけど、降りそこなってしまった。北京のバスはバス停の間隔が長く次のバス停まで5分以上かかった。反対方向のバス停で待ってようやく満員のバスに乗った。このバスでも運賃を払わなくていいかと思って切符を買わなかったら、前門で降りる前に車掌に怒られた....。
前門のバス停の近くに北京公交巴士の乗り場がある。歩いていると「長城!長城!」「歓迎光臨!」というバスのスピーカーから声が聞こえる。
「去八達嶺?」と言ってお金を払ってバスに乗り込む。バスは満員にならないと出発しないようだ。もう日本の観光バスでは見なくなった補助席をおろして、すべての席がお客で埋まってから、中国人の観光客と日本人1人を乗せたバスは出発した。
私が乗ったバスにはバスガイドとしては場違いな真っ白いワンピースを着た美人のバスガイドさんがいた。バスが走り出すとバスガイドさんは物凄い早口でなにかを話し出した。メモも見ないで立て続けて話す、その話を聞かないで隣の人と話していた人の頭をマイクで叩いたのには驚いた。ガイドさんの話が終わったバスは、誰も話すことなく第一の目的地の長城に向かうのであった。
バス:交道口〜前門(1元)
北京公交巴士:遊一路(36元)
居庸関長城
北京の町から高速道路に乗りしばらく走ると、高速道路は山道になる。満員のお客を乗せたぼろバスは、乗用車やバス、トラックに追い越されながら山道を進んでいくと、ようやく山の上に長城が見えてきた。
駐車場でバスを降りたときに、バスガイドさんに「出発時間、几点[金中]?」と聞いたら、「ニホンジンアリマスカ?」といかにも中国人が話す日本語で聞き返された。
この居庸関長城は写真などでみる長城ではないが、最近修復されたのか楼閣と長城がとても綺麗だった。1時間以上の自由時間があるので、長城を歩いて見晴らしのいい山の上まで登って行くことにする。
山の下の方の長城は幅も広く歩きやすいのだが、上に登るにつれ長城の幅も狭くなり、最後の方になると降りてくる人とすれ違うのもやっとなほどになる。
バスに戻り、バスガイドさんに「累了!」と言ったら笑っていた。
居庸関長城(25元)
ミネラル・ウォーター(5元)

八達嶺
居庸関長城から細い山道をバスは走ってきた。本当にこんな所に八達嶺長城があるのかなぁと思っていたら、せこいドライブインのような所で降ろされた。どうもココが八達嶺長城だと言っているようである。中国人観光客の後を付いて土産物屋が並んでいる狭い道を登っていく。突然広い道に出て、また少し歩くと大きな土産物屋が並んだ開けた場所に着いた。そこには長城が横切っていて八達嶺長城への入り口もあった。どうも我々のバスは中国人観光客用の裏口に着いたらしい。
長城に登ると、よく写真でみる景色だが実物は長城を目で追っていってもその先が見えないというほど長いことがわかる。
山の上まで長城を登っていったが、その途中の楼閣に、観光客相手に中国の衣装を着せてラクダ(なぜラクダ?)に乗って写真を撮ってくれるという写真屋が営業していて、何人かの中国人が衣装を着てはラクダに乗っていた。
長城を降りて近くのレストランで食事をしようとしたら、牛肉面が10元もした。やっぱり長城の正面広場周辺は外国人観光客用の場所なのかもしれない。バスを降りるとき国営食堂の割引券を貰ったので、他の中国人と一緒に国営食堂で食べれば良かった....。
バスに戻ると美人バスガイドさんは出発するよと怒鳴っていた。出発時間が過ぎても早口で怒鳴っていたけど2人の乗客が来なく、そのままバスは発車してしまった。
八達嶺長城(30元)
保険料(1元)
牛肉面(10元)
ミネラル・ウォーター(3元)

十三陵
並木のある道をしばらく走ると大きな駐車場のあるドライブインのような所にバスは停まった。バスガイドさんと一緒にバスを降りて建物にはいると、そこは十三陵の模型がおいてあって、みんなで説明を聞く。ここでも説明を聞いていなかった観光客が他のグループのガイドに小突かれていた。説明も聞き終わり、次の部屋に連れて行かれると、その部屋は宝石や貴金属が並んでいるおみやげ物屋だった。むかし東南アジアなどの観光地にパックツアーで行くと連れて行かれるようなおみやげ物やなのである。これが特色ある社会主義の中国なのか、少なくとも元気のない日本よりは資本主義のような気がする。
さっさと東南アジアのお土産やみたいなところを出て、定陵に行く。お墓にはいるというとエジプトのピラミッドや王家の谷のように狭い通路を入っていくように思われるが、ここではビルの階段のような広い空間をひたすら降りていく。これだけ降りるということは、また登るのかと思い始めてもまだ降りる。やっと底に着くと広い部屋があって肌寒い。副葬品などが展示されていて、それらの展示物を警備している係員はなんとダウンジャケットを着ている。
十三陵:定陵(20元)
十三陵:博物館(6元)
コーラ(3元)

北京九龍遊楽園
こんな所に来るとは思わなかった。入場料と乗り物券3枚で55元もするけどバスに乗っている人の3分の2くらいの人が買っているので、日本人は貧乏だと思われるとしゃくなので、私も券を買って入る。
中にお客はほとんどいないので我々のグループ(バス二台)のほとんど貸し切り状態になっている。だから乗り物を動かして貰う関係でガイドさんの後に付いていき、そして乗り物を動かして貰うというシステムになっている(笑)。最初に乗ったのはTDLのスターツアーズのようなアトラクションなのが、大きなスクリーンが前面にあって2、300席あるイスがそれぞれ油圧で動くものなのだ。私の隣に座ったバスガイドさんは、始まる前にコレは面白いと盛んに言っていたが、さすがにスターツアーズに負けず劣らず面白かった。次はLAのナッツベリーファームで乗ったことがある人工的に作った急流をゴムの丸い乗り物で下っていくと言うもので、予定通りズボンはびしょびしょになってしまった。最後は乗り物に乗って竜宮城の世界を巡ると言うアトラクションなんだけど、やたらと長い時間がかかるものだった。途中一緒に乗り物に乗ったバスガイドさんと、私が話すインチキ中国語と、バスガイドさんが話す片言の日本語で盛り上がった。
バスガイドさんはココまでと言うことなので、疲れ切った中国人観光客と日本人観光客1人を乗せたバスは北京の前門に向かった。
北京九龍遊楽園:3枚(55元)

西単
バスは午後7時過ぎに前門に着いた。お腹が空いたので北京には王府井の他に賑やかだと言われている西単に行って何か食べようと思った。
王府井は大きなデパートがあるだけでたいしたことはないと思ったが、西単は本当の繁華街で賑やかで香港や台湾に似ている。
大通りを歩いていたら、ウインドウ越しに北京ダックを切っている店があった。その北京ダックの皮を剥いでいる人に、一皿の量はどのくらい?、と聞いたら、1人で食べるなら半分の量もあるよ、と言われたので、せっかくだから北京ダックを食べることにする。
疲れてのども渇いたのでビールが旨い。さらに店の人に勧められたちょっと辛いキュウリの甘酢漬けもビールのつまみに最高だった。北京ダックの方は皮がちょっと固かったけど、この値段で北京ダックだけで満腹になれるというのは、香港や日本では考えられないことだ。
海外旅行中コーヒーを飲みたくても、まともなコーヒーを飲むことが出来ないのは辛い。特にコーヒーと言ってネスカフェが出てくると涙が出てきてしまう....。しかし、なんとココ北京には、あのスターバックスがあったのだ。店の中はまったく日本にあるスターバックスと同じで、値段も同じ。当然のようにお客は2人しかいなかった。アイス・カフェ・ラテが20元ということは、一般市民にとっては1〜2000円くらいの感覚ではないかと思う。
地下鉄(3元)
西単(火考)鴨店:生ビール、前菜、北京ダック・ハーフ(39.2元)
スターバックス・コヒー:アイス・カフェ・ラテ(20元)
タクシー:西単〜交道口(12元)


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